「枝豆」は、大豆をまだ青いうちに収穫したものです。
通常は「枝豆」として未成熟時に収穫するのに適した品
種を用います、完熟すると大豆になります。枝豆は大豆
を未成熟のうちに収穫して食べるようにしたものなので、
大豆が穀物であるのに対し、枝豆は野菜として分類されます。
「枝豆」は、カロテンやビタミンCが豊富に含まれ、しかも大豆の栄養成分である良質
のタンパク質や抗酸化成分も含んでいます。枝豆の種類は400品種以上といわれています。
流通量が多く、一般的に出回っているのが「白毛豆(青豆)」で、鮮やかな緑色にうぶ
毛が生えています。早生か晩生か、また粒の大きさの違いなどによってさまざまな品種が
あります。
地方在来品種「茶豆の枝豆」は豆の薄皮が茶色いのが特徴。豆は一つのさやに2粒と小
さいながら、甘みが強く独特の風味もあります。山形県庄内地方の「だだちゃ豆」や新潟
県黒崎村(現在は新潟市)の「黒崎茶豆」などが有名です。
「黒豆の枝豆」は黒豆が成熟する前の未熟なもので、さやの中で黒くなる前に収穫する
ので、豆の薄皮がうっすらと黒みを帯びています。大粒で甘みとコクがあります。
学校給食の献立には、「茹で枝豆」をはじめ、「ソテー」、「サラダ」、「肉じゃが」
「カレー」など様々な料理に栄養と彩りを添えています。