2018年、第23回オリンピック冬季競技大会が韓国の平昌(ピョンチャン)で開催されます。オリンピックも楽しみですが、きょうは韓国の料理についてお話します。 韓国では、「食べ物は薬」という言葉があります。毎日の食事が体には重要で、食べるものは全て薬になるという考え方です。これを『薬食同源』または、『医食同源』といいます。 韓国料理は日本と同じく主食はご飯です。 韓国の食卓には、ご飯・汁物・キムチ・焼き魚や肉が並びます。 野菜をたくさん使った料理が多く、ゴマ油やコチュジャン(唐辛子味噌)が使われます。 韓国料理の特徴のひとつとして、下味をつけた食材を混ぜ合わせて食べる料理が多くあります。ビビンバやチャプチェ、ナムルなどがそうです。 食事作法は、食器を持ち上げずにテーブルに置いたままスプーン(スッカラ)ですくうようにしていただきます。 代表的な韓国料理
ビビンバ
野菜や肉が入った混ぜ飯で、辛いコチュジャンや卵などを一緒に混ぜて食べます。 「ビビム」が「混ぜる」、「パプ」が「飯」の意味です。 クッパ
スープの中にご飯が入っている韓国料理です。 キムパプ
キムパプは、日本の海苔巻きのような料理で、チーズキムパプやキムチキムパプなどがあります。 表面の海苔にゴマ油が塗られているのが特徴で、その香りが食欲をそそります。 焼肉
網焼きした肉をハサミで食べやすい大きさに切り、葉野菜(サンチュ・エゴマなど)にキムチやごはんと一緒に巻いて食べます。 冷麺
冷麺は、汁ありと汁なしタイプがあり、麺もそば粉と小麦粉の2種があります。 コシが強く、麺が長いので食べる前にハサミで切って食べます。 ジャージャー麺は、甘辛いタレと麺を混ぜて食べる人気料理です。 チヂミ
水で溶いた小麦粉にニラやタマネギなどの野菜・イカ・キムチなどを混ぜ、鉄板の上で薄く焼いたもの。 サムゲタン
若鶏を丸々一匹煮込んだ雑炊。韓国を代表する薬膳料理。 カムジャタン
カムジャはじゃがいも、タンは汁もの。冬に食べる体が温まるピリ辛スープ。 チゲ
チゲは、キムチや肉、魚介類、豆腐などを唐辛子味噌で煮込んだ鍋料理。インスタントラーメンやチーズなども入れたりします。 スンドゥブチゲは、毎日のように食べる料理です。スンドゥブとは「豆腐」です。 トッポギ
トッポギはうるち米を使った棒状の餅(トック)を甘辛いタレで炒めた料理。 |
今日のテーマは「韓国の料理」について