「北海道の小麦」について
北海道の学校給食パンの原料は、北海道の広大な畑で生育された小麦です。 収穫した小麦は、粉砕して小麦粉にします。この粉にすることを製粉といいます。 北海道には製粉会社がたくさんあります。
小麦の食べ方はいろいろありますが、ほとんどが小麦粉を水で練って加工したものです。 パンの他にラーメンやうどん、パスタ、ケーキやクッキーも小麦粉を原料としますが品目によって適する小麦を選定、又はブレンドしています。
1.種類
〈硬質小麦〉
たんぱく質が多い。粒が硬く強力粉に加工されパンや中華麺に向く。 北海道で栽培されている品種としては「春よ恋」「ゆめちから」等。
〈中間質小麦〉
たんぱく質の含有量は中間くらい。中力粉に加工され、うどんに向く。 北海道で栽培されている品種としては「きたほなみ」等。
〈軟質小麦〉 たんぱく質の含有量は少ない。粒はやわらかく薄力粉に加工。 ビスケットやケーキ、天ぷら粉になる。
〈デュラム小麦〉
硬質小麦でパスタ専用小麦。地中海沿岸のような乾燥した地域でしか栽培できないため日本では生産されていない。 北海道ではデュラム小麦に近い超硬質小麦「ルルロッソ」が一部地域で栽培されている。
2.栽培
北海道の小麦は,9月に種をまく「秋まき小麦」と4~5月に種をまく「春まき小麦」がある。 北海道では主に「秋まき小麦」が栽培されている。
3.主な品種
- 春よ恋 (春まき・硬質)
- はるきらり(春まき・硬質)
- ハルユタカ(春まき・硬質)
- きたもえ(秋まき・中間質)
- きたほなみ(秋まき・中間質)
- ゆめちから(秋まき・硬質)
- キタノカオリ(秋まき・硬質)
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