今日のテーマは「ブリ」について

 北海道におけるブリの水揚げが好調です。海水温上昇でブリの産卵場所が北に広がり、
ブリの資源量が増大したことが要因となっています。

ブリの詳細について

 スズキ目アジ科に属する温帯性の回遊魚です。


 ブリは漢字で書くと「鰤」。師走(12月)になると脂が乗っておいしくなる魚だからこの漢字になったと言われています。

 また、「出世魚」と呼ばれ、日本では縁起の良い魚として知られ、門出を祝う席などの料理によく使われる食材の一つです。その大きさによって呼び方が変わります。この、出世順の呼び方は、地域によってバラバラですが、北海道では、フクラギ→イナダ→ブリ、と呼んでいます。

 体重が1kg未満のものは「フクラギ」、または「フクラゲ」。1kg から5kg未満のものは「イナダ」。5kg以上のものを「ブリ」と呼んでいます。秋のころのフクラギについては以前から出回っているので、見慣れている北海道民も多いと思いますが、最近は、それより出世したイナダやブリも、スーパーなどで販売されるようになりました。

ブリの栄養について

 ブリは良質のたんぱく質と脂質を豊富に含んでいます。日本食品標準成分表2015年版(七訂)によると、100gの天然ブリに含まれるたんぱく質は21.4g、脂肪酸総量は12.49g。そのうち多価不飽和脂肪酸は3.72gで、ヒトが体内で合成できない成分も多く含まれています。

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「ブリ」 レプリカ (公財)北海道学校給食会 貸出用

学校給食用物資取扱商品

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