今日のテーマは「アスパラガス」について

 普段私たちが食べているアスパラガスは、土から顔を出した若い茎の部分です。これを収穫せずに放っておくと、成長して細い葉のようなものがたくさん出てきます。葉に見えるものは、「偽葉(仮葉)」と呼ばれる「枝」です。では葉はどこにあるかというと「はかま」と呼ばれる三角形の部分。本来の葉は退化してあのような形になっています。

(出典:野菜情報サイト 野菜ナビ)

 全国の作付面積は5,010ha、出荷量は23,600tで、おもな産地は北海道(約13%)、佐賀県(11%)、長野県(約8%)、福岡県(約8%) 熊本県(約8%)で全出荷量の約5割を占めています。

(出典:農林水産省2019年産野菜生産出荷統計)

asupara1.jpg

アスパラの歴史について

 17世紀頃までにはヨーロッパに広く普及し、移民によってアメリカ大陸にも伝わり、アメリカでも広く栽培されるようになりました。日本へは江戸時代後半に観賞用として伝来。そして明治時代初期の北海道開拓にともなって食用の種子を導入しました。

アスパラの栄養について

 アスパラガスには抗酸化作用のあるβカロテンや、造血作用のある葉酸、高血圧予防によいとされるカリウムなどが含まれます。また「アスパラギン酸」というアミノ酸も豊富に含まれています。アスパラギン酸は新陳代謝を促し疲労回復に効果があるといわれるので、スタミナアップに役立つでしょう。さらに穂先には毛細血管を強くし高血圧予防の効果があるといわれる「ルチン」が含まれています。

(出典:野菜情報サイト 野菜ナビ)

アスパラをおいしく食べるポイント

 根元1~2cmほどを切り落とし、ハカマは包丁でそぎ落とします。根元部分がかたい場合は、ピーラーなどで皮をむいておくとよいでしょう。ゆでる場合はお湯に塩を少し入れ、根元部分から順に入れていきます。あまりゆですぎると味も栄養も落ちてしまうので注意してください。歯ごたえが残る程度のかたさになったらお湯から出します。緑色を鮮やかに残したいなら、お湯から出したあとに冷水にさっと浸しましょう。天ぷらや炒め物にする場合は、下ゆでせずに生のまま調理したほうが風味よく仕上がります。

学校給食用物資取扱商品

asupara3.jpg