今日のテーマは「レタス」について

歯切れがよく、みずみずしいレタスはサラダの中心的な存在です。レタスには一般的な「玉レタス」から、結球しないサニーレタスやロメインレタス、サラダ菜まで種類もさまざま。数種類のレタスを使うと見栄えもよく、食感もアップするのでぜひいろいろ食べ比べてみてください。

lettuce1.jpg出典:野菜情報サイト 野菜ナビ)

全国の作付面積は21,200ha、出荷量は545,600tで、おもな産地は長野県(約35%)、茨城県(15%)、群馬県(約9%)の3県で全出荷量の約6割を占めています。
北海道の出荷量は11,800tで全国第10位、主に江別市、伊達市、札幌市で多く栽培されています。

(参考資料:農林水産省令和元年 作物統計調査)

 レタスの歴史について

紀元前の古代エジプトではすでに栽培されていて、壁面にも描かれているそうです。また、古代ペルシャや古代ローマ、古代ギリシャでも栽培が行われていたと考えられています。日本では、奈良時代には中国から伝わっていたと考えられます。現在のような丸いレタスは、江戸時代末期に欧米から渡来したといわれています。しかし、本格的な栽培が始まったのは明治時代以降のことで、現在のようにサラダの主役として定着したのは第二次世界大戦以降です。

 レタスの栄養について(可食部100g当たり)

玉レタス/生:カリウム(200mg)、葉酸(73mcg)

サニーレタス/生:カリウム(410mg)、ビタミンK(160mg)、葉酸(120mg)、βカロテン当量2000mcg)、

カルシウム(66mg)、鉄(1.8mg)

期待される効能

貧血予防、がん予防、高血圧予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、動脈硬化予防、ナトリウムを排出させる働きのあるカリウムにより高血圧予防に効果が期待できます。また造血作用のある葉酸も多く含んでいます。特にサニーレタスには貧血予防に効果がある鉄や、骨の形成に作用するビタミンK、カルシウムなども多く含みます。抗酸化作用のあるβカロテンも多いので、がん予防や免疫力アップに効果が期待できます。

(出典:野菜情報サイト 野菜ナビ)

 レタスの食べ方
食べる直前に冷水につけるとパリッとした食感になります。カットする際は、刃物を使わずなるべく手でちぎるようにしましょう。刃物でカットすると切り口が赤く変色することがあり、手でちぎったほうがドレッシングの馴染みが良くなります。レタスは96%が水分なので、生の場合は栄養があまり期待できません。ビタミンや食物繊維などしっかりとりたい時は加熱してカサを減らすのがおすすめです。スープや、炒め物などにたっぷり入れておいしくいただきましょう。 lettuce2.jpg