今日のテーマは「ハスカップ」について
今月は北海道厚真町が作付面積日本一を誇るハスカップをご紹介します。 |
ハスカップの歴史について |
ハスカップの語源はアイヌ語の「ハシカプ(枝の上になるもの)」に由来しています。厚真町や苫小牧市では戦前より、勇払原野で自然採集してハスカップを食べる文化がありました。ハスカップ栽培が始まったのは昭和50年代で、生食用のハスカップが店頭に並び、家庭ではおにぎり、ジャムや菓子、リキュールなどが作られてきました。 |
ハスカップの機能性について |
・抗酸化作用 |
抗酸化物質であるポリフェノールがブルーベリーの5.5倍含まれます。これは、漢方薬(センナ、当帰(とうき))や健康食品(ウコン、田七(でんしち))に使われる植物にも負けない含有量です。また、抗酸化作用のあるビタミンCについてもレモンの1.8倍の量が含まれています。 |
・抗糖化作用 |
糖化は、体の中の余分な糖とタンパク質等が結びついて老化物質ができることを言い、食後血糖が急激に高くなる人に起きやすく、これにより、皮膚の劣化や、骨粗しょう症、糖尿病の合併症へつながることが分かってきています。ハスカップはこの糖化を抑えることが実証されています。 |
・抗菌作用 |
果実、葉、茎に強い細菌増殖抑制作用が認められ、菌を摂取したマウスの延命と消化管における免疫の活性化に効果があることが分かりました。 (参照:北海道厚真町ホームページ) |
ハスカップの収穫と利用 |
皮が薄く傷つきやすいので、手作業で一つ一つ収穫します。また、水分が多く収穫後置いたままにするとすぐ潰れてしまうなど、とてもデリケートな果実です。そのため、長期保存や機械を使った作業ができません。生の果実では流通が難しいため、ほとんどがジャムやお菓子の材料として利用されています。 |
学校給食用物資取扱商品
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