今日のテーマは「ラワンぶき」について

日本一大きなフキ

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 「ラワンぶき※」は2001年北海道遺産(登録名:螺湾(らわん)ブキ)に選定されました。北海道遺産は、次の世代に引き継ぎたい北海道の自然・文化・産業の宝物で、その一つとして選ばれました。足寄町の螺湾(ラワン)地域に自生しているアキタブキの仲間で、大きくなると高さ3m、太さが10㎝以上に育つ日本一大きなふきです。

※足寄町公式ホームページより引用

大きさの秘密  

 九州大学農学部附属北海道演習林の教授らの研究グループは、なぜラワンぶきが大きくなるのか、足寄町の協力を得て2015年から調査を開始しました。その結果、川の上流から流れてくる豊富な栄養分が、ラワンぶきを巨大化させている大きな要因だということを明らかにしました。この研究では、川の上流の雌阿寒岳ふもとから流れ出る河川の水に窒素、リン、カリウム、マグネシウム、カルシウム等の植物の成長に必要な栄養分が平均的な河川水よりも約10倍程度多く含まれていることを示しました。

≪学校給食用物資取扱商品≫

ラワンぶき水煮 固形量 約500g
fuki2.jpg 北海道足寄町産のラワンぶき(塩蔵)を水煮加工し、20cm程度の長さで袋詰めしました。調理の際には料理に適した長さにカットしてご使用してください。一般的に流通している山ぶきに比べアクが少なく、ミネラルが豊富で食物繊維も多く含まれ、ポリフェノールを含有していることから健康食材として期待されています。



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地域でとれた農林水産物や被災地食品等を消費することで、食を支える
農林水産業や地域経済の活性化、環境負荷の低減につなげましょう。