今日のテーマは「歯の健康と食生活」について

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2022年度の標語 「いただきます 人生100年 歯と共に」

●丈夫な歯をつくるために

健康な歯を作るには、基本としてバランスのいい食事を心がけること。特に欠かせない栄養素は、たんぱく質、カルシウム、リン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンDなどのミネラルです。

<歯を強くする食べ物>

栄養素とそれが含まれる主な食材
カルシウム・リン キャベツ・チーズ・小魚・卵 など
ビタミンA レバー・豚肉・ほうれん草・にんじん など
ビタミンC レモン・みかん・ピーマン・パセリ など
ビタミンD さけ・さんま・干ししいたけ・しめじ など
たんぱく質 さば・肉・ヨーグルト など

●歯を健康に保つために

適度に固いものをしっかりと 咀嚼 そしゃく よくかみ砕く)して味わうことで、唾液の分泌を促すことにつながります。柔らかい物ばかりを好んで食べているようであれば、固い物も意識して食べるようにしましょう。

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歯に良い食品 <清掃性食品>

・直接清掃性食品

歯の表面にこびりついた汚れを落としてくれる食品を『清掃性食品』と呼んでいます。 食物繊維を豊富に含んでいて、糖質や油分等を含まず、ある程度硬さがあり、飲み込むために何回も咀嚼する必要のあるような食品です。噛むことにより、歯や粘膜の表面が清掃され、唾液の分泌促進やあごの発達にもつながる食品です。にんじん、ごぼう、レタス、セロリ等は繊維質の多く含まれる食品です。

・間接清掃性食品

梅干しや酢の物などの酸っぱい食品は、口に含むことで唾液の分泌を促し、食べカスを洗い流してくれる効果があります。唾液の分泌で食べ物の停滞と口内の酸性化を抑えてくれます。

歯に良くない食品 <停滞性食品>
スパゲティ、カレー、パン、ビスケット、ポテトチップス。多くの人が大好きだと思いますが、これらは糖分や油分を多く含み、歯にくっつきやすい食品で、『停滞性食品』と呼び、歯に良くないとされています。また、あまり噛まずに食べられる柔らかい食品は、唾液が多く分泌されない事から、歯に汚れが停滞して、むし歯の原因になってしまいます。停滞性食品を食べた後に、清掃性食品を取ることで、簡単な歯磨きの効果が得られます。ただし歯磨きの代わりになるということではありませんので、食後や就寝前には歯ブラシでしっかりと歯磨きしてください。

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口腔機能が十分に発達し維持されることが重要ですので、よくかんでおいしく安全に食べましょう