今日のテーマは「食生活改善普及運動月間」
9月は 食生活改善普及運動月間

食生活改善普及運動は、国民一人一人の食生活改善に対する自覚を高め、日常生活での実践を促すことを目的に昭和24年から実施されています。平成12年3月、当時の文部省、厚生省及び農林水産省が連携して「食生活指針」を策定しました。平成28年3月には食育基本法に基づき「第3次食育推進基本計画」が作成され、食生活指針の改定も行なわれました。現在の食生活指針は10項目ありますが、今回はそのうちの1つ「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」の内容についてご紹介します。

「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」
○多様な食品を組み合わせましょう
昭和60年、厚生省(現厚生労働省)は健康づくりのための食生活指針で「1日30品目を摂取すること」を目標に掲げました。しかし1日で30品目をしっかりとろうとすると、エネルギーの取りすぎになり適正体重を超えてしまう可能性があります。また、家事や子育て、仕事で忙しい現代人にとって、1日30品目の料理を作るのは現実的ではありません。平成12年に策定された食生活指針では「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを」となっています。品目数ばかりに気をとられて自分を苦しめるのではなく、できる範囲でバランスの良い食事が作れるといいですね。

○調理方法が偏らないようにしましょう。
煮る、焼く、炒める、揚げる、蒸す、野菜(生・ゆで)、等様々な調理法や食べ方で味のバリエーションや食感を楽しみましょう。油分や塩分のコントロールにもつながります。

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○手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
手作りにこだわりすぎると時間に余裕がなく生活に疲れてしまうことがあります。時には調理済み食品や、加工食品を利用して時短を図ることもできます。