今日のテーマは「冬の食中毒に気を付けましょう」

「冬の食中毒に気を付けましょう」

 食中毒は夏に多いイメージがありますが、1年を通じて発生しています。ノロウイルスによる食中毒は特に冬場に多く、過去5年間(2017年~2021年)の月別の発生件数の推移をみると12月から翌年1月が発生のピークとなっています。また、1件あたりの患者数が多くなる傾向があることから、1年間に発生する食中毒患者数全体の4割以上を占めています。 syokutyu1.jpg

~ノロウイルスによる食中毒の特徴~
 サルモネラや腸管出血性大腸菌などの食中毒を引き起こす細菌は、食品の中で自ら増殖しますが、ノロウイルスは食品の中では増えません。食品に付着したノロウイルスは少量でも、人の体内(腸管)に入ってから増殖し、吐き気、おう吐や下痢などの症状を引き起こします。ノロウイルスによる食中毒は、主に、調理者を通じた食品の汚染により発生します。気温が低く、空気が乾燥する冬は、細菌による食中毒は減りますが、「ノロウイルス」などのウイルスによる食中毒が発生しやすくなっています。

~ノロウイルスによる食中毒の予防~
 ノロウイルスによる食中毒を防ぐポイントは、ノロウイルスを「持ち込まない」「つけない」「やっつける」「拡げない」の4つです。

1. 手洗い 【持ち込まない】

 食材を調理する際や食べる前は、必ず手を洗い、食品に食中毒菌等を付けないようにすることが大切です。

・家に帰ったとき

・調理をするとき

・食事をするとき

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2. 調理器具の消毒 【つけない】

・調理器具やキッチンは常に清潔にしましょう。

・ふきんやまな板は、洗浄後に煮沸消毒をするか、塩素消毒液を 使うこと

が有効です。

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3. 中までしっかりと火が通るまで加熱する 【やっつける】

 

 生食用以外の二枚貝を食べるときは、中までしっかりと火が通るまで加熱しましょう(中心部を85~90℃で90秒間以上)。

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4. 感染を拡げない!【拡げない】
・ 体調が悪いときは、調理をしない、させない。

調理する人がノロウイルスに感染していると、その人が調理した食品を食べることによって多くの人にノロウイルスが二次感染してしまいます。ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、調理する場所にウイルスを持ち込まないことが重要です。家庭で調理する方や、食品をつくる仕事をしている方は、このようなことを心がけましょう。

・食中毒になった人の汚物の処理を正しく行う。(手袋やマスクを着け、室内の換気をしながら行いましょう)
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・普段から感染しないように、丁寧な手洗いや 日々の健康管理を心

がけましょう。

・腹痛や下痢などの症状があるときは、食品を直接 取り扱う作業をし

ないよう にしましょう。

参照: 政府広報オンライン ノロウイルスに要注意!感染経路と予防方法は? 暮らしに役立つ情報