今日のテーマは「越冬キャベツ」について

和寒 越冬キャベツ

偶然生まれた「越冬キャベツ」

 1968年秋、キャベツの価格が暴落したため、町内の農家数軒が根を切って畑に放置。翌春、雪解け後に見てみると青々とした状態で残っていた。旭川に出荷したところ季節外れの地場野菜として驚かれ、端境期で野菜が品薄だったこともあり高値が付いた。その後、減反政策によって町内でもコメ農家が畑作への転換を迫られたことで、越冬キャベツへの関心が高まった。72年には旧和寒町農協の7、8軒の農家が葉菜部会(現キャベツ部会)を結成。和寒町百年史によると、68年に9ヘクタールだったキャベツの作付面積は74年に50ヘクタールに達した。90年代に8年間、部会長を務めた阿部幸雄さん(81)は「越冬キャベツは冬場の仕事になり、本州へ出稼ぎに行く人が減った」と振り返る。雪の下で品質が保たれるため、出荷時期を調整できることも利点で「雪の下は天然の冷蔵庫。春先に10キロ2千円に高騰したこともあった」。

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引用: <和寒 越冬キャベツ半世紀>上 雪の下に放置 偶然の産物  (2022.1.12北海道新聞掲載記事より)
※平成22年2月に「和寒越冬キャベツ」として特許庁に商標登録(商標登録5304362)されており、和寒町のブランドキャベツとしてPRされています。

令和2年 北海道産キャベツ収穫量 (市町村別)
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参照:北海道農政部 令和2年農林水産関係市町村別統計

≪学校給食用物資取扱商品≫
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キャベツキムチ(きざみ)1㎏

南幌町の優良特産品に認定されています。国内産キャベツを使用。特に7月から11月にかけては南幌町産のキャベツを利用しています。唐辛子を2種類ブレンドした辛さの中にも、キャベツの甘みを感じるキムチです。キャベツの歯ごたえをお楽しみください。辛さは10%単位で調整可能です。