今日のテーマは「今日から始める和食の食習慣」

今日から始める和食の食習慣

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今の日本の食糧事情は様々な課題を抱えています。そのひとつに日々たくさんの食料が廃棄されていることがあります。しかも先進諸国の中でも一人当たりの食料廃棄率(フードロス)は世界トップレベルです。次に多くの食品を海外からの輸入に頼っていて、国内食料自給率(カロリーベース)が38%(令和3年)と非常に低いことです。米の消費量が大きく減少し、深刻な和食離れが進んでいます。そして、このような自然の生態系に逆らった食べ方は生活習慣病の大きな原因になっています。

日本の生態系に合った食事で健康に

米飯と魚
washokusyu2.jpg 日本の主食は米飯であり、魚も多く食べられています。日本は海に囲まれており、海産物が豊富です。魚には、たんぱく質やDHAなどが含まれ、健康に良い食材とされています。

野菜と海藻
日本の食事には、野菜や海藻も欠かせません。旬の野菜には、ビタミンや食物繊維が多く含まれ、健康維持に重要な栄養素です。海藻には、ミネラルや食物繊維が豊富で健康に良いとされています。

豆腐や納豆などの大豆製品を積極的に
日本の伝統的な食材に、豆腐や納豆があります。豆腐は、大豆から作られた食品で、低カロリーであり、タンパク質やカルシウム、鉄分が含まれます。納豆は、大豆から作られた発酵食品で、ビタミンKや食物繊維、たんぱく質が含まれ、腸内環境の改善に役立ちます。

発酵食品の利用
日本の食文化には、みそやしょう油など発酵食品が多く含まれます。これらの発酵食品には、腸内環境を整えたり、免疫力を高めたりする効果があります。

1日1杯の味噌汁
washokusyu3.jpg 味噌汁は日本の伝統的な食べ物で、豆類や野菜、海藻などの栄養素が豊富に含まれています。味噌に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをすることで、更年期障害の緩和や骨密度の低下予防に役立ちます。また、味噌には乳酸菌が含まれているため、腸内環境を整える効果も期待できます。

道の駅や直売所で地場産物を購入する 
地域の農業や漁業、畜産業などを支援するだけでなく、新鮮でおいしい食材を手に入れることができます。地場産物は、その土地の気候や土壌に合わせた品種が栽培され鮮度が良く、味も風味も抜群です。価格もお手頃で、生産者や販売者とのコミュニケーションを通じて、その商品の魅力や歴史を学ぶこともできますね。

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毎日の食事に和食の食習慣を取り入れることで、健康増進だけでなく自然の生態系を元気にすることにもつながります。