今日のテーマは「ズッキーニ」について
「ズッキーニ」 |
トマトやきゅうりなどとともに夏野菜としてお馴染みになったズッキーニ。日本ではまだ歴史が浅く、普及し始めたのは1980年頃からです。日本国内では10年前に比べて2倍以上生産されています。最近は家庭菜園でも人気の野菜のひとつです。ズッキーニの種類にはお馴染みの緑色や、黄色いものがあります。その他に野球のボールサイズの「丸ズッキーニ」、開花直前の幼果「花ズッキーニ」などがありますが、店頭にはあまり出回らないようです。 |
ズッキーニ (グリーン、イエロー) |
花ズッキーニ | 丸ズッキーニ |
日本で売られているズッキーニは加熱して食べるのが一般的です。油との相性がよく、オリーブ油で炒めたり揚げたりすると風味が増します。夏野菜を使った煮込み料理「ラタトゥイユ」にも欠かせない野菜のひとつです。ズッキーニはこれといって突出した栄養素はありませんが、抗酸化作用のあるβカロテン、美容効果や風邪予防によいとされるビタミンC、血を作るビタミンといわれている葉酸などが適度に含まれます。またカリウムは水分バランスを調節する働きにより利尿作用やむくみ解消にも効果があるといわれています。 |
【クイズ 】 ズッキーニは見た目がきゅうりで食感はナスのようですが、①~③のうちどの野菜と同じ仲間でしょう。
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正解は... ③ カボチャの仲間です |
ズッキーニはかぼちゃ(ペポかぼちゃ)の仲間で原産地は北アメリカ南部と考えられています。16世紀頃にヨーロッパに伝わり、19世紀後半にイタリアで選抜・改良されたものの中からズッキーニが誕生したといわれています。 |
参照: 農林水産省野菜統計、野菜ナビ(https://www.yasainavi.com/zukan/zucchini.htm) |